直訳するとこわい?でも実は応援の表現です
Break a leg. をそのまま訳すと、
「足を折って」
という、少しびっくりするような意味に見えます。
でも、実際にはそういう意味ではありません。
Break a leg. は、「がんばってね」「成功を祈っています」 という意味で使われる表現です。
特に、発表会、スピーチ、演劇、試合、面接 などの前に、相手を励ますときによく使われます。
なぜ「足を折って」なのに応援の意味になるの?
英語には、言葉をそのままの意味ではなく、少し違った意味で使う表現がたくさんあります。
Break a leg. もその一つです。
由来にはいくつか説がありますが、よく知られているのは、舞台の世界では「Good luck.」と言うとかえって縁起が悪いと考えられたため、逆のように聞こえる表現を使った という説です。
そのため、今では 「本番、うまくいくといいね」 という気持ちをこめて使われる表現として知られています。
どんな場面で使うの?
Break a leg. は、次のような場面で使いやすい表現です。
- スピーチの前
- 英語の発表の前
- 演劇やコンサートの前
- 面接の前
- 試合の前
「がんばってね」と言いたいときにぴったりの一言です。
対話文で見てみましょう
【対話文Ⅰ】
A: I’m really nervous about my speech contest tomorrow.
B: Don’t worry. You practiced a lot. Break a leg!
A: Thanks. I’ll do my best.
B: I’m sure you’ll do great.
和訳
A:明日のスピーチコンテストがすごく不安なんだ。
B:大丈夫だよ。たくさん練習したじゃない。がんばってね!
A:ありがとう。がんばるよ。
B:きっとうまくいくよ。
【対話文Ⅱ】
A: You look a little nervous. What’s wrong?
B: I have to give a speech in English in front of the whole class this afternoon.
A: Really? That sounds exciting.
B: Maybe, but I’m afraid I’ll make mistakes.
A: Don’t worry too much. You practiced very hard for this.
B: I know, but I still feel anxious.
A: That’s normal. Everyone gets nervous before speaking in public.
B: Do you really think I’ll be okay?
A: Of course. Just speak slowly and clearly. And remember — break a leg!
B: Thanks! I’ll do my best.
和訳
A: 少し緊張しているみたいですね。どうしたのですか。
B: 今日の午後、クラスのみんなの前で英語のスピーチをしなければならないんです。
A: 本当に?それはわくわくしますね。
B: たぶんそうですが、間違えてしまいそうで心配なんです。
A: あまり心配しすぎなくて大丈夫ですよ。あなたはこのために一生懸命練習しましたから。
B: そうなのですが、それでも不安なんです。
A: それは普通のことですよ。人前で話す前は、だれでも緊張するものです。
B: 本当に大丈夫だと思いますか。
A: もちろんです。ゆっくり、はっきり話せば大丈夫です。それに、がんばってくださいね。
B: ありがとうございます。がんばります。
例文
- You have a piano concert tonight, right? Break a leg!
今夜ピアノのコンサートがあるんだよね。がんばってね。 - My sister said “Break a leg” before my interview.
姉は私の面接の前に「がんばってね」と言ってくれました。 - Let’s all say “Break a leg” to Ken before the game.
試合の前に、みんなでケンに「がんばって」と言おう。
Good luck. との違いは?
Good luck. も 「がんばってね」「幸運を祈るよ」 という意味で、とてもよく使われる表現です。
それに対して、Break a leg. は少し印象に残りやすく、特に本番前の応援にぴったりです。
ただし、ふだんの英語学習では、まずは Good luck. をしっかり覚えておけば十分です。
そのうえで、Break a leg. を知っておくと、「学校ではあまり習わないけれど、おもしろい英語表現」として印象に残ると思います。


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